人間変容論とは


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  • 人間変容論研究分野は、人間の生涯にわたる変化・変容の多様性を探究する研究分野です。理論研究として教育の哲学的、思想史的研究を行うとともに、実践研究としてインタビューや「エスノメトリー」をはじめとする方法を用いたフィールド調査等も行います。
  • 2019年度には、現場目線での行動測定のために新たに開発した「エスノメトリー法」を用いて、母子保護施設や老人ホームでの実践の効果を測定・分析しました。2020年度以降、この測定方法をブラッシュアップしながら調査対象を徐々に拡張しているところです。令和2年度科学研究費助成事業・基盤研究(C)(一般)による共同研究「演出技法を発問と役割演技に応用した、多様な感性を引き出す道徳教育手法の実践的開発」(研究代表者:蓮行)に研究分担者として関わりつつ、新たに令和3年度科学研究費助成事業・基盤研究(C)(一般)による共同研究「道徳授業分析への適用を通じた「エスノメトリー法」の有用性と妥当性の検証」(研究代表者:藤川信夫)を進めているところです。

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2024年05月24日 「学ぶ」とはいったいいかなる事態を指すのか? 「藤川の雑記帳」(エッセイ)のページで考えをまとめてみました(2024年05月24日の日付の箇所)。上のボタンからリンクします。
2024年03月15日 ゼミ出身の高田俊輔さん(上越教育大学)が単著『教育による包摂/排除に抗する児童福祉の理念−児童自立支援施設の就学義務化から−』(春風社)を出版しました。博士論文の成果のお披露目ということになります。ほぼ偶然とも言えるフィールドとの出会いを契機としつつも、子どもたちや施設職員、教員の方々との深い関わりの中から生まれた成果です。教育学の領域に拘ることなく、人間科学研究者らしく幅広い視野を保ちつつ雑誌記事やフィールドノートと真摯に取り組まれた努力の結果として特にお勧めしたい一冊です。
2023年12月01日 シンポジウム「アーヴィング・ゴフマンと状況の社会学」を以下の通り開催いたします。ご参加のほど何卒よろしくお願いいたします。

開催趣旨:
2022年にアーヴィング・ゴフマンは生誕100周年を迎え、ゴフマンの社会学に対する注目はさらに集めています。本シンポジウムでは、米国の社会学者、アン・ロールズが提唱する「状況の社会学」というキーワードを手がかりにしながら、ゴフマンの知的遺産の捉え直しを試み、多角的な観点から議論を行います。

日時:2023年12月23日(土)13時00分〜16時30分
場所:大阪大学大学院人間科学研究科 東館207教室

申し込み(12月21日まで): https://forms.gle/hydUnDwUQfoZkpzj9

プログラム

T.企画趣旨説明(13時00分-13時10分) 
  若狹 優(神戸大学)

U.研究報告(13時10分-15時10分)  
  司会 藤川 信夫(大阪大学)

1.感情管理と性格帰属――相互行為秩序から見た「感情」と「個人」の位置
  木村 雅史(作新学院大学)

2.状況とは何かーーヒューズとゴフマンから考える「状況の社会学」の始め方
  若狹 優(神戸大学)

3.人はスティグマを抱えて生きる術をいかに学ぶのか
  奥村 晴奈(大阪大学)

V.指定討論(15時10分-16時00分)  
   討論者 小島 奈名子(明治国際医療大学)

W.全体討論(16時00分-16時30分)

主催:状況の社会学研究会 /大阪大学大学院人間科学研究科臨床教育学講座人間変容論研究分野

共催:科研費課題(若手研究)「デジタルメディア研究への応用を志向したゴフマン理論の再構築:「共在」に注目して」(23K12618)/関西社会学会/大阪大学大学院人間科学研究科

チラシはこちら (こちらからQRコードで参加の申し込みが可能です)
2022年11月07日 教育哲学会第65回大会(10月23日、慶應義塾大学)2日目の課題研究にて、藤川が「授業自己評価支援ツールとしての「エスノメトリー法」の適用可能性について―道徳授業における「自分ごと化」に関わる児童の身体表現に着目して―」というテーマで報告を行いました。 当日配布資料(修正版)はこちら。
2022年10月19日 11月19日(土)10:00から、大阪大学大学院人間科学研究科東館207(ユメンヌホール)にて、ゴフマン・EMCA研究会及び大阪大学大学院人間科学研究科臨床教育学講座人間変容論研究分野主催、大阪大学大学院人間科学研究科共催で 「ゴフマン生誕100周年記念シンポジウム−ゴフマン研究の現代的展開−」を開催いたします。多数のご参加をお待ちしております。 プログラム等の詳細はこちらをクリック
2022年07月13日 研究室のTwitterを開設しリンクできるようにしました。
2022年06月14日 PC版のホームページにおいて、ユネスコチェア(藤川グループ)へのリンクを作成しました。
2022年05月27日 ゼミ出身の高田俊輔先生(上越教育大学助教)が、「教育と福祉のせめぎあいと連携の可能性―児童自立支援施設の就学義務化に着目して―」というタイトルで博士論文公聴会を行いました。
2022年04月01日 ゼミ出身の國崎大恩先生(福井県立大学准教授)と藤川信夫の共編で教育原理の教科書『実践につながる教育原理』が北樹出版から出版されました。研究室出身者・在籍者も分担執筆しており、特に福祉に絡む部分などに研究室色が出ていると思います。